DMIとは何か?計算式や見方、分析方法を解説

DMIは海外FXのテクニカル分析で欠かせないインジケーターで、トレンド強弱の分析に特化しています。MT4に標準でインストールされているので、すぐにDMIを使って分析ができます。

今回はDMIの解説と分析の仕方について紹介します。

海外FX初心者でも安心!GEMFOREXで口座開設!

DMIとは何か

DMIは、“Directional Movement Index”のそれぞれの単語の頭文字を取ったインジケーターです。MT4に最初からインストールされているインジケーターに“DMI”はなく、「Average Directional Movement Index」という名称でDMIが提供されています。

DMIは1970年に「J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア」が開発し、同氏は他にもRSIやパラボリック、PIVOTなどチャート分析に欠かせないインジケーターを1人で開発しました。

DMIは、一定期間の値動きから現在の相場の方向性を数値として表しています。

RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標の欠点をカバーするために開発されたインジケーターです。買われすぎ、売られすぎを測るオシレーター系の指標だと、トレンド相場では本来の効果が発揮しにくい弱点があります。

DMIは現在の相場におけるトレンドの有無、トレンドの強さを判断できるため、オシレーター系のインジケーターと併用して利用するケースも多いです。

DMIのテクニカル分析では、「+DI」、「-DI」、「ADX」の3つのラインを使います。まずは、それぞれのラインの意味について覚えておきましょう。

■+DI

上昇トレンドの強さを示し、相場が高値更新を続けていくと上昇します。上昇トレンドの勢いが弱くなると下降します。+DIが上昇することは上昇トレンドであることを意味します。

■-DI

上昇トレンドの強さを表し、相場が安値更新を続けていくと上昇します。下降トレンドの勢いが弱まると下降します。-DIが上昇することは下降トレンドであることを意味します。

■ADX

水色のラインがADXになります。上昇、下降に関係なくトレンドの強さを表しています。ADXが上昇している場合、そのトレンドは強いトレンドであることを示し、トレンドが弱まると下降します。

DMIの計算式

DMIでは、「+DI」、「-DI」、「ADX」のラインを使って分析を行いますが、その前に「+DM」、「-DM」、「TR」の計算が必要です。

最初に「+DM」、「-DM」の計算をしますが、DMには方向性という意味があり、前日の高値・安値と当日の高値・安値を比べてどちらが大きいかどうかを比較します。

前日の高値に比べて当日の高値の方が上回り、その幅が大きいと売り注文よりも買い注文が多いことになり上昇相場であると言えます。

一方、前日の安値に比べて当日の安値の方が下回り、その幅が大きいと買い注文よりも売り注文が多いことになり下降相場であると言えます。

高値と安値の変化幅をチェックすることで、相場のトレンドを把握する材料にできるのがDMです。次に最大値動きの「TR」の計算、そして「DI」、「ADX」の計算に続きます。それでは、それぞれの計算方法について見ていきましょう。

+DMの計算方法

+DMは当日の高値が前日に比べてどれくらい高くなったかを示すものであり、上回ってない場合は「0」になります。

計算式は次の通りです。

「+DM=当日の高値-前日の高値、0以下については0」

-DMの計算方法

-DMは当日の安値が前日に比べてどれくらい低くなったかを示すものであり、下回ってない場合は「0」になります。

計算式は次の通りです。

「-DM=前日の安値-当日の高値、0以下については0」

+DMと-DMは、どちらか大きい数値だけが採用されて小さい方は0になります。また、+DMと-DMが同じ数値の場合は0になります。

TRの計算方法

TRは1日の最大値動きで、DMがTRに対してどれくらいなのかが把握できます。TRは、次の3つの中でもっとも数値が大きいものを採用します。

・当日の高値-前日の終値
・当日の高値-前日の終値
・前日の終値-当日の安値

“当日の高値-安値”は必ず0以上になり、絶対値となる“当日の高値-前日の終値”、“前日の終値-当日の安値”も必ず0以上になるため、TRが0を下回ることはありません。

DIの計算方法

DIの計算式は次の通りです。

・+DI=+DM÷TR ・-DI=-DM÷TR

DIの計算を行う場合は、DMやTRは一定期間の合計を用いて行います。一般的に使用されているのは14日の合計値ですが、単純に合計した“単純移動平均”の場合もあれば、何らかの修正をした“修正移動平均”の場合もあるので、どちらを使うかは好みによって分かれます。

ADXの計算方法

ADXはDXの平均値になりますが、DXは次の計算式で求められます。

「DX={(+DI)-(-DI)}÷DIの合計」

ADXの計算期間であれば、14日分のDXの平均を求めます。

DMIの使い方

DMIはトレンドを把握したいときに役立つインジケーターです。DMIを使って、どのようにトレンドを判断すれば良いのでしょうか。

まずは、MT4上にDMIを表示させましょう。

手順:「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Directional Movement Index(DMI)」

チャートの下にDMIのサブウィンドウが現れます。

DMIは終値の比較ではなく、当日の高値や安値を前日と比べてトレンドを判断します。上昇トレンドが発生していると当日の高値が前日の高値を上回り、下降トレンドが発生していると当日の高値が前日の高値を下回る傾向があります。

この傾向を利用し、DMIを使って以下のように売買ポイントの判断ができます。

トレンド・売買ポイント

上昇トレンド(買い) +DIが-DIを下から上に抜けたとき
下降トレンド(売り) +DIが-DIを上から下に抜けたとき

+DIが-DIよりも上にあるなら上昇トレンド、+DIが-DIよりも下にあるなら下降トレンドと判断ができます。

DMIはトレンドの把握ができるので、「順張りトレード」や「逆張りトレードのダマシを回避」するために使うのが一般的です。

DMIの見方と分析方法

大まかなトレンドは+DIと-DIの交差で把握ができますが、この二つのラインだけだとダマシに遭うケースが少なくありません。ダマシを減らしてトレンドの維持や把握をするためにあるのが、もう一つのライン“ADX”です。

そして、DMIの精度を上げるためには他のインジケーターを組み合わせて分析するのも方法の1つになります。ここでは、DMIの見方や分析について詳しく解説します。

DMIとADXの見方と分析方法

DMIにADXがあるのは、ADXでトレンドの強さやトレンドの有無を確認するためです。DMIは+DIと-DIの2つのラインを組み合わせて分析をするのが基本ですが、ここにADXを加えて分析すればトレンドの信頼性は大幅に上がります。

まずは、ADXの変化とトレンドの状態について確認しておきましょう。

ADXとトレンドの関係

ADXの状態 ADXの状態とトレンドの関係
下降から上昇に転じる トレンドが始まった状態
上昇中 トレンドの継続
上昇から下降に転じる トレンドの終了
下降中 トレンドがない状態

このように、ADXの4つの状態から4つのトレンドパターンが分析できます。

ADXにDMIを組み合わせると、以下のように売買パターンを絞ることができます。

DIとADXから見る売買ポイント

DI ADX トレンド 売買ポイント
+DIが-DIを下抜き 上昇開始 上昇トレンド 買い注文
+DIが-DIを上抜き 上昇開始 下降トレンド 売り注文

画像⑤を見ても分かるように、+DIと-DIがクロスした後にADXが上昇しているのが分かります。そして、連動するようにチャートの価格も明確な上昇・下降トレンドを示しています。

ADXが上昇から下降に転じるポイント(トレンドの終わり)が決済のポイントです。

RSIとDMIを組み合わせた分析方法

DMIにRSIを組み合わせることで、より相場の細かい分析が可能になります。

RSIは相場の買われすぎ、売られすぎを判断するオシレーター系のテクニカル指標です。MT4に標準でインストールされている、「Relative Strength Index」がRSIになります。 画像⑥

RSIの値が30%以下になったら売られすぎ、RSIの値が80%以上になったら買われすぎと判断され、主に逆張りトレードで使われています。

画像⑦をご覧ください。

売りシグナルが出た後、明確な下降トレンドの発生が見られます。RSIを見ると買われすぎの状態になっており、下降トレンドと共に買われすぎが解消しています。

「DMIで売りシグナルが出ているけど・・ダマシかもしれない。でも、RSIでは買われ過ぎとなっているので、このシグナルは間違いではない!」

と判断ができるわけです。

反対に、「DMIで買いシグナルが出ているけど・・ダマシかもしれない。RSIでは買われ過ぎとなっているので、やっぱりダマシで間違いではない!」

このように、RSIを使ってリスクを軽減できます。

DMIは使うのが難しいと思われているテクニカル分析手法ですが、使いこなすことができれば有利にトレードができます。RSIと組み合わせて分析すれば、さらに精度を高めることができるのでこの機会に覚えておきましょう。

海外FX初心者でも安心!GEMFOREXで口座開設!

証拠金プレゼントキャンペーン開催中

GEMFOREXでは、リスクなくお試し頂く為に新規口座開設を頂いたお客様に証拠金プレゼントキャンペーンを開催しております。入金不要でプレゼントされた証拠金でリアルトレードを行う事が出来ます。もちろん利益分は出金可能ですので、是非、GEMFOREXを体験下さいませ。